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アンソロ本の小説の冒頭部分をUPします。
11月はこちらを最優先にしたので、ブログの更新はすっかり滞ってしまいました。

惣也さんが手がけられているアンソロ本には個性あふれる執筆陣が揃っていますので、興味のある方は「SKBアンソロ計画」へどうぞ!





「SIMPLE」


「付き合って欲しい」

 そう切り出されたのは、一ヶ月ほど前の事。

 敦賀さんのご要望なら何処へでもお供します、と胸を叩いた私に、敬愛する先輩は少し困ったような笑顔を見せた。

「まあ……想定内ではあるけどね……」
 何やら小さく呟いて肩を竦めた敦賀さんは、再び私に切れ長の目を向ける。

「ねえ、最上さん」
「はい」
「俺は君と一緒にいると、ゆったりとした時が過ごせるんだ。取り繕う事なく自然に振る舞えて、とても安らげる。君もそうだと嬉しいんだけど」

 どうかな、と小首を傾げる様子は子犬のように可愛らしくて、この大きな体格でその仕草は本当に反則だと思う。

「え、と……敦賀さんとお話できるのは楽しいです。それに私も敦賀さんの傍にいると、気持ちがとても落ち着くんです」

 くうぅんと今にも甘いねだり声を上げそうなワンコに負けて、少し照れながらも、いつも感じている事を正直に口にした。

「そう……良かった。では、問題ないね」
 敦賀さんは目を細めると、羽が舞うような微笑みを浮かべた。

「君の隣にいるのは、俺でありたい。君に、俺の傍にいて欲しいんだ」

 世の女性の全てを魅了してしまうであろうその微笑は、否とは言わせない強制力を持っていた。


 かくして私は、『恐れ多くも辞退させていただく』という選択肢を失い、敦賀さんとお付き合いなるものを始める事になった。

 ……のだけれど。






こんな感じで進んでいきます。
もっとも私の書くものなので、当然の事ながらすっきりと恋人関係にはなりません。
でも、最終的な幸せ度数は高めですので!

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