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R、Sです。

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R…Ren

どうして?二つ同時にお祝いできるのに……
私、ずっとずっと嬉しいし楽しいわ!

そう言って君は眩しいほどの笑顔を見せたのに、俺の心の中に宿った切ない想いは消える事なく燻り続けた。

本当は君に両手いっぱいの花束を贈りたかったけれど、それを差し出したなら君が戸惑い、遠慮するのは目に見えていて……だからただ一輪の花に想いを託した。

君が生まれた今日という日に、どうか君が笑ってくれるように。
心から君が喜んでくれるように。
誰よりも君が幸せであるように。

あの夏の日に言えなかった言葉を、音には出さず唇に乗せる。

Happy Birthday キョーコちゃん。

17歳の誕生日を迎えた君へ、心を込めてこの言葉を贈ろう。


S…Sho

「Happy Birthday……」

眼下に広がる夜景を見ながら小さく呟く。

「なあに?もしかしてイエスキリストの生誕をお祝いしてるの?」
山のような資料を整理していた手を止めて、祥子さんが可笑しそうに聞いてきた。
俺のイメージではないという事なのだろう。

「いや……俺にとってもっと身近なヤツだ。世界で一番俺の近くにいるヤツ……」
例え会う機会は少なくても、アイツは誰よりも俺の傍にいる。

「そう…キョーコちゃん、今日が誕生日なのね。だからこの新曲……」
祥子さんはテーブルの上にある一枚のCDを手に取った。
あえてクリスマスに発売を調整したバラード曲。

アイツは気づくだろうか……?

気づかなければそれでもいい。
いずれ知ることになるのだから……この曲の意味も俺の気持ちも。

Happy Birthday キョーコ。

17歳の誕生日を迎えたお前へ、心を込めてこの歌を贈ろう。


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